徒然に.

創価学会について思うことを書く予定です.

宗教勧誘の損得

前回のエントリ(宗教活動 - 徒然に.)では,彼らの主要な宗教活動とは何かを確認した.今回はその中で特に勧誘活動のメリット・デメリットについて考えたい.

勧誘と対話

彼らは何故勧誘をするのだろうか.今までの考え方をそのまま適用すれば,勧誘活動のメリットがそのデメリットを上回れば彼らは勧誘活動を行うだろう.勧誘活動の程度も,彼らにとってのメリットからデメリットを差し引いた水準が最も大きくなるところで決まってくるはずだ.

では,勧誘活動のメリットやデメリットとは具体的に何を指しているのだろうか.わかりやすいのは交友に関係するメリットである.彼らは「仏法対話」と称する話し合いを通じて勧誘活動を進める.「対話」では極めて私的で神経質な内容にまで踏み込むこともあり,その過程から交友関係が深まる余地はあるだろう.このことからいわゆる人脈の恩恵を受ける日がくるかもしれない.しかし一方で通常,勧誘される側の立場からすれば得体の知れない宗教の勧誘をうけるという不快感から交友関係が破綻する可能性の方が大きいかもしれないし,これは1つのデメリットとなり得るだろう.

勧誘と利他

彼らが勧誘活動を行うに際して,もう1つの重要なキーワードは「利他性」だ.もし彼らが他人の幸福感に対して大いに敏感であるとするなら,ご利益のある信仰を他人に勧めない理由はない.また,もし彼らの望む世界平和や人類の幸福が高々数パーセントの人々の信仰では到底達成できず,反対に信者が多ければ多いほどその実現が近づくと考えているならば,彼らの熱心な勧誘活動にも頷ける.

勧誘と組織

勧誘活動は通常,一人では行わない.信者間で連携をとり,状況に応じて組織的に取り組まれる.したがって,勧誘活動には相互扶助が欠かせない.自分一人の力では教義や信仰体験を十分に説明することができない場合,他の信者の助けを借りることは多々ある.組織的な活動は自身の直接的な勧誘活動と関係のないものへの関与を余儀なくされる場合もあるだろう.そのため,その労力が勧誘活動に比例して生じるデメリットとなるかもしれない.もちろん,組織的活動を含め,すべての宗教活動にはご利益があるとされているので,熱心な信者は喜んでそれらの宗教活動に参加することだろう.

人間革命

ここで,「人間革命」について触れておきたい.その名の通り,信仰を通じて人間(個人)の性質が革命的に変化すること,というような認識で問題ないであろう.この変化が彼らへ信仰のメリットをもたらす核心である.

上述のように,勧誘活動に限って言えば,他者との真剣で密な関わり合いが不可避であるから,その交流の過程で彼ら自身の幸福感に対する考えや行動が劇的に変化することは十分に考えられる.この任意の事象に対する「選好」の変化が彼らにとって好ましい方向に作用することを彼らは「人間革命」とよんでいるのである.

今回は勧誘活動のメリット・デメリットについていくつかの例をあげて記した.次回はこれらを整理しつつ,彼らの勧誘活動の程度がどのように決定するかについて考えたい.

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